マグナ・インターナショナルはコンセプトカー『MILA Blue』を出展した。この車は今年3月に開催されたジュネーブモーターショー14で披露したもので、天然ガスを原動力とし、二酸化炭素排出量が1km走行あたり49kgを実現した革新的な車だ。同社はカナダに本拠を置く自動車部品メーカーで、世界29カ国に315カ所の製造拠点と82カ所の製品開発、エンジニアリング、セールスセンターを持つ。従業員数は約12万8000人。しかも、自動車部品ばかりでなく、車両の受託生産も手がける。「アストンマーチンやメルセデス・ベンツ『Gクラス』など少量生産の車を主につくってきました」と同社説明員は説明する。そのマグナが技術の粋を集めて製作したのが、コンセプトカーMILA Blueだ。最大の特徴はなんと言っても車体が軽いこと。670kgしかないのだ。「CULT(車両超軽量化技術)を使い、従来のAセグメント車両よりも300kgの重量削減を達成しました」と説明員。機能の統合化、材料の置換、コンパクト化の3つの柱から300kgの軽量化を実現したという。例えば、材料の置換では、アルミニウム、マグネシウムや複合部材を含めたマルチ資材の採用によって、革新的な軽量モジュールをつくりあげたそうだ。同社はこうした超軽量化技術を展示会などを通じてアピールし、さらなる事業の拡大を図っていく方針だ。
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