スイスで6日、開幕したジュネーブモーターショー12。大手自動車部品メーカー、マグナインターナショナルの子会社でオーストリアに本拠を置くマグナシュタイアのブースでは、コンセプトカーの『MILA Coupic』がワールドプレミアを飾った。
同車の最大の特徴が、変幻自在のルーフシステム。すでに同社は、フィアットに『500C』用のキャンバストップを納入しているが、その開発ノウハウが生かされた。
MILA Coupicのキャンバストップは2分割で開閉でき、フロント側は前から後ろへ動く。一方、リア側は双方向へ動かすことが可能。これらのルーフ開閉の組み合わせにより、1台でSUVクーペ、ピックアップトラック、オープンカーの3通りへ、ボディスタイルを変えることができる。
まさに画期的なコンセプトカー、MILA Coupic。しかし、市販の予定はなく、自動車メーカーに対する提案の意味合いが強いコンセプトカーだ。