富士重吉永社長、カムリ 受託生産終了「プラスにできる」

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富士重工業の吉永泰之社長は5月9日、米国工場(SIA)でのトヨタ自動車『カムリ』の受託生産が2016年秋に終了することについて「生産余力が生まれたことが私どもにとってはプラスに効かせられる可能性が非常に高い」との考えを示した。

吉永社長は「もしカムリが続けられるなら、色んな意味、例えば生産面での刺激になるとか、そういうことも含めて続けさせて頂いた方が当社としてはありがたいので、そういう意味では残念」としながらも、「トヨタにとって当時は台数が足りなくてという事情はあったにせよ、富士重工側でいえばSIAの稼働率を上げることに非常にプラスに、富士重工の損益的にも効果があったことも事実だから、その時も恩義を考えれば、別に恨みがましいことをいうようなことでもない」と述べた。

カムリの受託生産が終わることで年10万台の生産余力が生じることについて吉永社長は「スバルが絶好調でよかった。絶不調の時にいわれたら笑っていられない。スバルは非常に好調な状況にあるので、今の勢いでいけば逆にその生産余力が生まれたことが私どもにとってはプラスに効かせられる可能性が非常に高い。だから販売の勢いを持続させないといけない」と語った。

また吉永社長は同日発表した2014年度から20年度までの新中期経営ビジョンの中で、北米市場に新型SUVを追加投入する計画を明らかにしており、その生産拠点として余力が生じるSIAが有力な候補になるとの考えも示した。
《小松哲也》

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