JVCケンウッドは4月30日、2014年3月期(2013年4月-2014年3月)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は3163億4300万円(前期比+3.2%)、営業利益は44億2100万円(同54.0%減)、経常収益は7000万円の赤字(前期は31億6000万円の黒字)、最終損益は65億7100万円の赤字(同11億4600万円の黒字)となった。
シンワの子会社化、東京特殊電線の情報機器事業を承継したプロフェッショナルシステムセグメントも順調だったことから増収となったが、対米ドルの円安によって円換算原価が20%以上上昇し、カーエレクトロニクスをはじめとする国内事業が上半期に大幅な赤字を計上。下期においては事業再建策の効果などで、全セグメントで黒字を計上するなど、回復の兆しが見えたが、上期の赤字を吸収しきれなかった。
今期の業績見通しについては、売上高3000億円(-5.2%)、営業利益75億円(+69.6%)、経常利益45億円、純利益は5億円の黒字とした。