世界最大の新車市場の中国において、トップシェアを握るフォルクスワーゲングループ。同社が2014年、中国市場に新車攻勢をかけることが判明した。
これは4月20日、中国で開幕した北京モーターショー14において、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「2014年だけでも、グループ全体で30車種以上の新型車を中国市場に投入する」と発表している。
フォルクスワーゲングループの中国合弁には、上海汽車(SAIC)との間の上海フォルクスワーゲン(上海大衆)と、第一汽車(FAW)との間の一汽フォルクスワーゲン(一汽大衆)の2社がある。2014年第1四半期(1-3月)には、前年同期比14.5%増の88万0700台以上を販売した。
また、フォルクスワーゲングループは中国で、フォルクスワーゲン、アウディ、シュコダなどのブランドを販売。2013年の中国販売実績は、初の300万台超えとなる327万台。前年比は16.2%増と、2桁の伸びで、GMの316万台に11万台の差をつけ、9年ぶりの首位に立っている。
2014年、30以上の新型車を投入するフォルクスワーゲングループ。これにより、中国でのナンバーワンのポジションを不動にすることを目指す。現時点では、30車種の内容は公表されていない。同社は、「新型車、改良モデル、何らかの後継車が含まれる」と説明している。