東京ビッグサイトで開催された「ファッションワールド東京2014」(4月2日~4日)には、アパレルやバッグなどさまざまなファッションアイテムが並んでいた。その中でユニークなソファを発見。それはなんとフィアットのチンクエチェントの形をしているのだ。
製作したのはイタリア インディペンデント社で、創業者はフィアットのジャンニ・アニェッリの孫であるラボ・エルカーン氏。彼はイタリアのファッション業界では知らない人がいないくらいの有名人で、フィアット時代には同社のデザインを担当していた。
2007年にフィアットを退社して、イタリア インディペンデント社を立ち上げ、「FIAT」ロゴ入りのTシャツやジャージなどを販売し人気になった。2011年にはフェラーリの次期社長候補としてマスコミを賑わしたこともあった。
そのデザインはメイド・イン・イタリアにこだわり、イタリアらしい遊び心のあるユニークさが特徴。その一つが今回展示されたソファーだ。車体は白、青、ピンク、赤、緑の5色で、ソファは緑、白、赤の3色。しかも、ヘッドライトが点灯するようになっているのだ。
「完全な受注生産で、注文してから商品が届くまで3~4カ月かかります。車体とソファの色は自由に組み合わせることができるようになっていて、これまで5台ほど売れました。今度、青山にあるフィアットのショールームに置く予定なんです」と輸入販売元の栄進物産関係者は話す。
価格は約150万円で、ソファの他にも同様のデザインのデーブル(150万円と180万円)がある。店のインテリアとして、こんな家具があったら、お客の注目を集めるのは間違いないだろう。