ドイツ自動車大手のダイムラーは4月4日、メルセデスベンツ乗用車(スマートを含む)の3月世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は16万8078台。前年同月比は11.7%増と、13か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、メルセデスベンツが3月の新記録となる15万8523台を販売。前年同月比は13.3%増と、13か月連続の前年超え。スマートは9555台にとどまり、前年同月比は9.1%減。3か月連続で前年実績を割り込む。
市場別では、欧州が7万6587台を販売。前年同月比は7.6%増と、3か月連続のプラス。このうち、地元ドイツは1%増の2万5544台と、3か月連続で前年実績を上回る。中国(香港を含む)は、2万4937台。前年同月比は34%の大幅増で、13か月連続で前年実績を上回った。
また、米国は2万7401台を販売し、前年同月比は11.2%増と、31か月連続の前年実績超え。日本は8690台を売り上げ、前年同月比は39.5%増と、引き続き大幅な伸びを維持する。
メルセデスベンツブランドの3月実績では、新型『Aクラス』が、新型『Bクラス』、『CLAクラス』、『GLAクラス』と合計で、4万3389台を販売。前年実績に対して、26.4%もの伸びを示す。2014年第1四半期(1-3月)では、大幅改良モデルを投入した『Eクラス』が6万2169台を売り上げ、前年同期比は38%の大幅増。新型『Sクラス』も2万4144台を販売し、前年実績のおよそ2倍と、好調な立ち上がり。
『Mクラス』や『GLKクラス』などのSUVは3月、合計で前年同月比9.6%増の3万3690台を販売。第1四半期は5.4%増の8万1397台。
メルセデスベンツの2014年第1四半期世界販売は、前年同期比13.5%増の39万7708台。「新商品の投入により、記録的な成功を収めた2013年の好調が持続している」と述べるのは、ダイムラーのメルセデスベンツ乗用車部門の営業担当、オーラ・ケレニウス取締役。「2014年初頭から毎月、2桁の伸びを維持した」とコメントしている。