英国の名門自動車メーカー、MGは3月25日、タイで開催中のバンコクモーターショー14において、MGブランドのタイ投入を発表した。
MGは2014年、創業90周年の節目にあたる。グローバル拡大展開の一環として、バンコクモーターショー14でタイ市場への進出を発表した。バンコクモーターショーへの出展も、今回が初めて。
2008年、MGは中国自動車大手、上海汽車(SAIC)の傘下に入った。上海汽車は2013年、全世界で年間510万台以上を販売し、中国の自動車メーカー初の510万台超えを達成。そのうち、MGと上海汽車の自主ブランド、「Roewe」は、合計で23万台を売り上げた。
2014年、MGは世界販売を引き上げる計画。タイでは6月、まずは『MG6』を発売する予定。上海汽車のタイ・ラヨーン県の最新工場がフル稼働する6月からは、多くの供給台数が見込めるとしている。
バンコクモーターショー14のプレスカンファレンスには、上海汽車のタイ合弁、SAICモーター-CP社のWu Huan社長が登壇。「MG6の全9台の展示車両が、ラヨーン工場で現地生産されたもの。バンコクモーターショー14でのMGの存在感が、MGの90周年の重要な一部になる」と語っている。