フランスの自動車大手、プジョーは3月19日、新開発のガソリンエンジン「ピュアテック」の詳細を明らかにした。
ピュアテックは、PSAプジョーシトロエンが新世代のガソリンエンジンとして、4年の歳月をかけて開発。欧州のダウンサイジングトレンドに従い、エンジン排気量は1.0リットルと1.2リットル、気筒数は3気筒としている。
ピュアテックには、自然吸気とターボの2種類を設定。自然吸気は、1.0リットルと1.2リットル。ターボは1.2リットルとなる。最大出力は1.0リットルが68ps、1.2リットルが82ps。1.2リットルターボは110psと130psの2種類のチューニングが存在する。
フリクションやオイルポンプのロスの低減などを図り、アイドリングストップも採用。プジョーによると、『308』のピュアテック搭載車の場合、従来の1.6リットル直列4気筒ユニット比で、21%燃費を向上させているという。またターボ版は、最大トルクの95%を、1500‐3500rpmの常用域で引き出す特性。
ピュアテックは2014年3月から、まずは308シリーズに搭載。その後、年内には、『108』、『208』、『2008』に拡大採用していく計画。