トップタイムをマークしたのは11年王者のアンドレ・ロッテラー(#36 PETRONAS TEAM TOM’S)。2位は1分21秒929のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(#19 lenovo TEAM IMPUL)で、3位が1分22秒011のロイック・デュバル(#8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans)とトヨタエンジン勢が続き、上位7位までを占拠する結果に。ホンダ勢首位は1分22秒839で8位の野尻智紀(#40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。
ホンダ勢には出火する車両も複数出るなど信頼性の面でも不安が露呈しており、開幕に向けて嫌な印象を残す現況となっていることは否めない。昨年の王者・山本尚貴(#1 TEAM 無限)も苦しんでおり、この日は自身のマシンがエンジン系と見られるトラブルで1時間以上を残して走行切り上げとなった上に、「メニューを消化してほしかった」僚機の#2号車(中山友貴)が出火でコース上にストップと、散々な一日に(山本は1分23秒696で16位)。ホンダ勢最上位の野尻でもトップから1秒以上離されている現状に、山本は「富士の1秒差は大きい。厳しい状況は(鈴鹿テストから)変わっていないと思います」と語る。