ヤマハ発動機、4ストローク船外機「F175A」を開発…コンパクトながら175馬力を実現

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ヤマハ発動機、4ストローク船外機「F175A」
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ヤマハ発動機は、軽量・コンパクト設計を徹底した直列4気筒、175馬力の4ストローク船外機「F175A」を開発し、4月1日から発売すると発表した。

「F175A」は、昨年発売した「F200F」と同様、総排気量2785cc、直列4気筒のパワーユニットを採用した。徹底した軽量・コンパクト設計を既存のラインナップになかった175馬力船外機で実現したことで、多様なタイプのボートへヤマハ4ストローク船外機の搭載が可能となる。

燃料を最適なタイミングで燃焼室に供給する「マルチポイントフュエルインジェクション」や、エンジンの運転を制御するECM(エンジンコントロールモジュール)、ブローバイガス再燃焼システムなど、大型船外機で採用されている技術を投入し、低燃費性能とクリーンな排気を実現した。

デジタルネットワークにより操船者に船外機の情報を伝える「コマンドリンクシステム」に対応している。独自の塗装技術、特殊合金「YDC-30」の採用やアノード(防食亜鉛)の最適配置、排気系への特殊防食処理などにより、耐食性を高めた。

環境対応では、世界で最も厳しい規制となる見通しの米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年度規制値における最高基準値(スリースター)をクリアしている。

販売計画は年間200台。価格はF175AETLが175万円(税抜き)、F175AETXが178万円(税抜き)。

《レスポンス編集部》

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