スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは3月3日、2月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は2万9948台。前年同月比は4.6%増と、8か月連続で前年実績を上回った。
市場別では、西欧(スウェーデンを除く)が回復。2月は1万0906台を売り上げ、前年同月比は5.6%増と、2か月ぶりにプラスに転じた。地元スウェーデンは4148台を販売し、前年同月比は8.6%増と、2か月連続で増加。
また中国では2月、4433台を販売。前年同月比は12.4%増と、2桁増を維持する。『XC60』や中国専用ロングボディの『S60L』が牽引役を果たす。一方、米国では2月、3991台にとどまる。前年同月比は18%減と、7か月連続の前年実績割れ。ただし、米国上陸を果たしたばかりの『V60』に対する感心は高いという。
車種別の2月販売実績では、XC60が8672台を売り上げ、ボルボカーズの最量販車に。前年同月比は17.2%増と、10か月連続のプラスとなった。新型を投入したV40シリーズが6681台、V60が前年同月比34.6%増の4445台でこれに続く。
中でも新型V40は、通常のハッチバックが4993台、『V40クロスカントリー』が1688台を売り上げた。新型は、好調な販売が持続する。
ボルボカーズの2013年世界新車販売は、前年比1.4%増の42万7840台だった。ボルボカーズのAlain Visser上級副社長は、「ジュネーブモーターショー14では、エキサイティングな新商品をいくつか発表した。顧客の反応が楽しみ」と語っている。