プジョー『2008』は、デザインやパワートレイン、広いラゲッジルームなどが商品の特徴として挙げられるという。
プジョー・シトロエン・ジャポン広報室 プジョーPRマネジャーの英信司さんは、「デザインは、SUVの力強さと、あくまでタウンユースを意識した都会的なセンスが融合されている」と話す。特に「サイドビューで大きく目を引くのはBピラーの上から大きく盛り上がった“ルーフウェイブ”だ。文字通り波を打ったようなデザインを両側のサイドに採用した」。
フロントやリアのアンダーガードやルーフレールなどから力強いオフローダーをイメージさせ、リアウインドウ上部からリアスポイラーへ流れるこのルーフウェイブにより、都会的でエレガントなイメージをデザイナーは意図している。
そのほか2008専用のデザインとして、「ヘッドランプは特徴的なカッティングを施し、上部にはLEDのデイタイムライト、ポジションランプを配している。テールランプは、点灯したときに、ライオンの3本の爪を模したLEDランプが浮き上がるように表情をつけデザインされた。さらに標準のリアスポイラーは、先端にはクロームラインをアクセントとしている」と説明。
また、PSAの新開発パワートレインを採用。B2という名前の1.2リットル3気筒エンジンに、ETG5という、基本はマニュアルトランスミッション構造の2ペダル、シングルクラッチのトランスミッションを搭載。そこにストップ&スタート(アイドリングストップ)機構が組み合わされたものだ。
ラゲッジルームは、「フルフラットにすると、1172リットルの大容量。床面には前後方向に5本のレールを配することで、荷物の出し入れを容易にしている」という。
英さんは、「本年の2008の販売目標は2000台。昨年11月の東京モーターショーで発表し、1月末までに180台ほどの受注があり、幸先のいいスタートが切れたと思っている」と語った。