【プジョー2008 試乗】軽やかな走りが心地いい実用車…島崎七生人

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プジョー2008
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都会派クロスオーバーは目下のトレンドのよう。プジョーが“4桁車名系”の末っ子として登場させた『2008』も、同様の打ち出しでキャラクターが設定された1台だ。

グループのシトロエンの『DS』系はアバンギャルドだが、こちらの4桁系は案外と実直。2008もSUV風のディテールで着飾ってはいるものの、じつは立派な実用車として通用する。とくにベースの『208』より150mm長いリヤオーバーハングのおかげで確保された、床が低く広いラゲッジスペースは魅力。開口部のステンレスのシルガードやメッキのフックなど、仕上げのなかなか上質だ。

インテリアも大人の装いだ。渋いセンスのシート表皮や、GODIVAのチョコレートの包み紙のような内装加飾部分など、ポップな方向のルノー『キャプチャー』とは対照的だ。

走りも軽やかさがある。PSA内製・新開発の新パワートレーン、1.2リットル3気筒エンジン(82ps/118Nm)とETG(ATモードつき5速)は、クルマとのマッチングも上々。アクセルワークに対し的確な性能を生み出してくれる。ミッションもシングルクラッチながらサッサッと手際良いシフトチェンジでストレスがない。振動、騒音で3気筒のネガも感じない。フットワークも軽やかで心地がいい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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