JR西日本と鳥取・島根・岡山3県は2月12日、訪日外国人向けフリー切符「JRウエストレールパス(山陰・岡山エリアパス)」を5月から再度発売すると発表した。
JR西日本と3県は、韓国・台湾・香港からの観光客の誘致を目的とした「山陰・岡山キャンペーン」を2013年7月1日から開始。3県が山陰・岡山エリアの観光地や観光素材をPRするとともに、JR西日本は訪日外国人向けのフリー切符として「JRウエストレールパス(山陰・岡山エリアパス)」の販売を開始した。
キャンペーンとフリー切符の販売は2月28日までに終了するが、JR西日本と3県は「今後も各県およびJR西日本が連携して、外国人のお客様の誘致に取り組む」としており、JR西日本は5月から「JRウエストレールパス(山陰・岡山エリアパス)」の販売を再び始めることにした。
切符の効力に変更はなく、山陽本線岡山~倉敷間と伯備線倉敷~伯耆大山間、山陰本線東浜~益田間、境線米子~境港間、木次線宍道~油木間のエリアについて、特急列車と快速・普通列車の普通車自由席が連続する3日間に限り、何度でも利用できる。
発売期間は5月1日から2015年3月29日まで、利用期間は5月1日から2015年3月31日まで。発売額は値上げされ、大人4110円(現行4000円)・子供2050円(同2000円)になる。日本国以外の政府などが発行したパスポートを所持し、短期滞在に該当する在留資格を持つ人に限り購入できる。