JR九州は2月7日、九州新幹線(鹿児島ルート)の開業10周年を記念した割引切符として「開業10周年感謝・お隣ワンコインきっぷ」と「開業10周年感謝・九州新幹線フリーきっぷ」を発売すると発表した。
「お隣ワンコインきっぷ」は2月15日から3月14日まで発売し、3月15日のみ利用できる割引切符。博多~新鳥栖間や川内~鹿児島中央間など、九州新幹線内の隣接する各駅間のみ普通車自由席が利用できる。発売額は大人・子供同額で一律500円。新八代~新水俣間を新幹線普通車自由席で移動する場合、通常運賃・料金(大人2020円)の75.2%割引になる。
「お隣ワンコインきっぷ」11種類を全てセットにした記念乗車券セットも発売される。切符は硬券タイプで、九州新幹線の歴史を紹介した台紙付き。発売額は1セット5500円になる。2月15日の8時から博多・熊本・鹿児島中央各駅で発売する。
「九州新幹線フリーきっぷ」も2月15日から3月14日までの前売り発売で、3月15日に限り九州新幹線の普通車自由席が乗り降り自由となる。発売額は大人1万円・子供5000円。博多~鹿児島中央間の通常の往復運賃・料金(大人1万9320円)より9320円安くなる。
九州新幹線の鹿児島ルートは2004年3月13日、末端部の新八代(熊本県八代市)~鹿児島中央(鹿児島市)間が部分開業。2011年3月12日には博多(福岡市博多区)~新八代間も開業して全通し、山陽新幹線との直通運転が始まった。