日産自動車の欧州法人、欧州日産は1月30日、欧州で累計1000基目となる「CHAdeMO」(チャデモ)ステーションを設置したと発表した。
CHAdeMOは、日産自動車など日本の自動車メーカーが中心となり、EVやPHV(プラグインハイブリッド車)用の急速充電器の世界標準規格を目指して、世界展開を強化しているシステム。バッテリー(二次電池)の80%の容量であれば、およそ30分で充電できる。
欧州で累計1000基目となったCHAdeMOステーションは、英国サリー州の「ロードシェフ・クラケット・レーン・サービス」に設置。日産『リーフ』をはじめ、同エリアのEVやPHVの急速充電設備として、サービス提供を開始した。
CHAdeMOステーションは、ここ数年、欧州で急速に拠点数を拡大。2010年の導入当初は、わずか16拠点だったが、2010年末には155カ所に。2012年には540拠点に増え、今回、累計1000基を達成している。
「今回の出来事は、ゼロエミッションモビリティにとって大きなランドマーク」と述べるのは、欧州日産のEV担当ディレクター、Jean-Pierre Diernaz氏。「リーフなどの電動車両の顧客は、走行距離を素早く延長することが可能になる」とコメントしている。