アウディジャパンは1月16日、アウディ『A1』などの自動変速機制御コンピュータに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『TTクーペ 1.8T』『A3 1.4 TFSI』『A1 1.4/90kw』の3車種で、2012年12月6日~2013年7月18日に輸入された4759台。
7速Sトロニック型自動変速機を搭載した車両において、ギアオイルが不適切であるため、自動変速機制御コンピュータの基盤に内部ショートが発生し電源用ヒューズが溶断するおそれがある。走行中に不具合が発生した場合、クラッチの締結が開放されることによって、車両の運行を維持するための駆動力が伝達されず惰性走行状態となり、車両停車後に再発進不能となる。
なお、不具合が発生しても、車両を安全に停車させるための制動、操舵にかかわる機能は保持される。駐車中に不具合が発生した場合、エンジンを始動できない、または始動できても発進不能となる。
全車両、ギアオイルを対策品と交換し、自動変速機制御コンピュータのプログラムを書き換える。
不具合および事故は発生していない。本国からの情報により発見した。