イタリアのスーパーカーメーカー、ランボルギーニが12月1日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで初公開した『ヴェネーノ ロードスター』。イタリア海軍の空母、「カブール」の甲板でのワールドプレミアの様子が、ネット上で配信されている。
同車は2013年3月、ジュネーブモーターショー13で発表された『ヴェネーノ』のロードスター版。ヴェネーノは、ランボルギーニの創業50周年記念車。世界限定3台のみが生産され、価格は日本円で約4億円だ。
ヴェネーノ ロードスターは、クーペボディのヴェネーノ同様、『アヴェンタドールLP700-4』のシャシーやメカニズムをベースに、アグレッシブな専用ボディを採用。レーシングプロトタイプでありながら、公道走行も可能とした。
エンジンはクーペと同じく、アヴェンタドールLP700-4の6.5リットルV型12気筒ガソリンエンジンを、最大出力700psから750psへパワーアップして搭載。0-100km/h加速は2.9秒、最高速は355km/hという世界屈指の性能を備えている。
クーペ同様、ヴェネーノ ロードスターもカーボンファイバーやCFRPを多用。この結果、車両重量はV12エンジン搭載車としては、異例に軽い1490kgとした。パワーウェイトレシオは、1.99kg/psと驚異的な数値。ヴェネーノ ロードスターは2014年内に、世界限定9台が生産され、価格は330万ユーロ(約4億6000万円)。
ランボルギーニが、ヴェネーノ ロードスターのワールドプレミアの舞台として選んだのは、アブダビに寄港したイタリア海軍の空母、カブールの甲板上。VIPやメディアを集めての華やかなワールドプレミアの様子は12月11日、ランボルギーニが公式サイトを通じて配信している。