【マツダ CX-5 XD 試乗】走りのなめらかさが一段上がった…島崎七生人

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マツダ CX-5 XD
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10月17日付けの商品改良で、『CX-5』のアルミホイールの塗装色が、同系色ながら“より深みのあるシルバー”に変更された。実にマニアックな外観上の識別点だ。

試乗車は「XD」の2WD車。定評の2.2リットルディーゼルターボは従来どおりのスペック(オプションのサンルーフ装着車のJC08モード燃費は18.4km/リットル)。けれどATのシフトレバーが、これまでのスタッガード式(ジグザク式)から、シンプルな前後方向に操作するタイプに変更。シフトブーツの有無も違いだが、スッ!と素早くスムースなシフト操作が可能になっている。また(未確認ながら)オルガン式のアクセルペダルの操作感も、以前より“戻し”の制御がより的確に行なえるようになった印象。結果、エンジンをより意思どおりに制御しながら走れるようになっている。

そして激変したのが乗り味だ。17インチタイヤはもともと良好な乗り味だったが、クルマが動き出した瞬間から、なめらかさの度合いが一格上がって感じた。走行中も、フロントの煽られ感、リヤの突き上げが減り、高速走行時のフラット感もより増した。今回の変更点に挙げられているリヤダンパーの改良(やフロントのスタビライザーにも手が入ったらしい)の効果は大きい。

「XD」グレードのベーシックな布シートは、シンプルな道具感があり、相変わらずの好ましさだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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