フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置く自動車メーカー、シュコダは11月29日、中国において改良新型『イエティ』の現地生産を開始したと発表した。
イエティは2009年春、ジュネーブモーターショー09でデビュー。シュコダの小型SUVとして登場した。車名のイエティは、ヒマラヤ山脈に住むと伝えられる雪男に由来。全長4200mmのコンパクトボディに、ワイドな室内空間と高い機能性を備えている。
外観は、シュコダのアイデンティティの縦基調のメッキグリルの左右に、丸型ライトを配した個性的なフロントマスクが特徴。リアは垂直に切り立ったテールゲートを採用する。室内は高めのシートポジションのおかげで、見晴らしが良好。
2013年9月、シュコダはフランクフルトモーターショー13において、イエティの大幅改良モデルを発表。デビューから4年半を経ての初の大幅改良では、フロントの丸型ライトを廃止し、表情を一新。フロントグリルも、最新のシュコダのアイデンティティを反映したデザインに変更した。
今回、シュコダは、フォルクスワーゲングループと上海汽車の中国合弁、上海フォルクスワーゲンの工場で、改良新型イエティの生産を開始。シュコダは現在、中国で『オクタビア』、『ファビア』、『スペルブ』、『ラピッド』、イエティの5車種を生産している。
2010年以来、中国はシュコダにとって、最も成長を遂げている市場。2012年は23万5700台を販売。2013年は1-10月で19万9200台を売り上げており、全世界販売のおよそ4分の1を占めている。