日産自動車の小型商用車、『NV200』(日本名:『NV200バネット』)。同車が米国において、リコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。日産自動車の米国法人、北米日産から、NV200に関するリコールの届け出を受けたと公表している。
今回のリコールは、電気系統の不具合が原因。NHTSAによると、NV200のバッテリーヒューズ回路につながるワイヤーハーネスに不具合があるため、ショートする恐れがあり、運転中にヒューズが切れた場合、燃料ポンプが停止しエンジンが動かなくなるため、事故のリスクが高まるという。
リコールの対象となるのは、2013年モデルのNV200の一部。2013年2月から、2013年8月にかけて生産され、米国で販売されたおよそ2500台が該当する。
北米日産では、対象車を保有する顧客に連絡。対策部品が用意できる12月半ばから、リコール作業に着手する方針。