ヴィッツレースで結婚、趣味を追求、念願の初参戦…参加者の素顔に迫る

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ヴィッツレースでの出会いがきっかけで結婚した、みなぴよさん夫婦
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  • ヴィッツレース グランドファイナル戦
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  • みなぴよさんの18号車
  • みなぴよさん
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2013年のヴィッツ使い日本一を決定する「ヴィッツレース グランドファイナル戦」が開催された富士スピードウェイには、チームで参加する人や家族連れ、様々なスタイルでレースを楽しんでいる参加者達の姿があった。

ヴィッツレースに参加する魅力はどこにあるのか、参加者達の素顔に迫った。

◆二人を引き合わせたヴィッツレース、夫婦バトルは…

23日に開催された「グランドファイナル戦」の決勝レースで、10位を獲得した“みなぴよ”さんは夫婦で参戦する女性レーサー。旦那さんとの出会いもヴィッツレースがきっかけという。

決勝レース後「初めての出来事で驚いています。周りの方々もレベルが高く、この位置に入れたのは素晴らしいこと。いいレースができたと思います」と、喜びを語ったみなぴよさん。レース前には「このグランドファイナル戦に参加したくて、かれこれ11年ヴィッツレースをやっています」と話し、グランドファイナル戦初参加での10位獲得に驚いていたようす。

そのみなぴよさん、「ヴィツレースに参加するために、初代、2代目、3代目、全てのヴィッツに乗っています。夫もヴィッツレースで知り合って、今は夫婦で戦ってます」と明かした。

夫の桐生清さんは、「妻とは、プライベートの人たちが集まってくる練習走行会で知り合いました。毎週のように顔を合わすうちにだんだん付き合いが深くなっていきまして、最終的には私の方からアプローチしました。妻の方は、今シーズンずっと調子が悪くて、車が悪いのか自分の腕が悪いのか不安だったようですが、これまでメンテナンスしていなかった部分を直したらボンとタイムが上がって、本人は喜んでいるようです」と、みなぴよさんを囲む応援者の一人でもあった。

◆個人で参加し、趣味を極める

ヴィッツレースの参戦者は、普段は他の仕事を持つ一般の人、趣味の領域で楽しむ人、レースでの勝負を意識する人、それぞれのスタイルでレースを楽しんでいるのが印象的。どういったきっかけで参戦しようと思ったのか、最近ヴィッツレースを始めた人にも話を聞いた。

家族連れでレースを楽しむのは村松智さんは参戦2年目。参戦マシンのヴィッツは普段、お買い物など奥さんの足となっているという。

参戦のきっかけについて聞くと、「これまで各年代のポルシェが集まる草レースには参加していたのですが、コストがかかることと、自分の腕を試したいというのがあって、去年の最終戦から参戦しています」(村松さん)と、コスト面のメリットをあげる。さらに、これまでのレースを振り返ってもらったところ「今回は4戦目で、私の場合、チームでなく完全に個人で参加していますので、少しずつ成長していると感じます」と、独自のペースでレースを楽しんでいるようす。

◆チームのサポート得て初参戦

20代の若者、伊藤悟さんは今年から初参戦、ネッツトヨタ千葉のサポートを受けチームで参戦する一人。残念ながら、今回の決勝レースには進出できなかった。

伊藤さんに参戦のきっかけを聞くと「昔からレースに興味があり憧れを持っていました。小さいころは自分でカートなどを買えないのであきらめていましたが、自分で車を買ってからは走行会などに参加するようになりました。次第に本格的なレースに参加してみたいと思い、金銭面でヴィッツレースならできそうかなと話を聞きにいったら、費用を抑えて参加できるチームのサポートがあることがわかり参戦しました」と、参戦費用におけるハードルの低さと販売店による参戦サポート体制をあげた。

実際にレースに参加してみた感想を聞くと、「今シーズン2戦目ですが、思い通りに走れていないので悔しい気持ちがあります。外から見るのと、実際に乗ってみるとでは違いましたね。レースの中の世界は知らなかったのでゼロからのスタートでした。チームのドライバーさんからアドバイスを受けて、どんどん覚えていった感じです」。続けて「今年途中からの参戦だったので順位を気にしていなかったのですが、来年は徐々に順位を上げていきたいと思っています」(伊藤さん)と今後の意気込みを語った。


◆レース車で日常生活を送る

普段からレース車両を使うことに不便なことはないのだろうか。それぞれに聞いてみた。

旦那さんの車と合わせて2台のヴィッツを所有するみなぴよさんは「最近は電車通勤になってしまいましたが、前の会社では車通勤でしたので毎日レース車で通ってました」と話す。普段は奥さんがヴィッツを使っているという村松さんは「レースに出場することができて買い物にも行けてコストパフォーマンスが高いですよね、奥さんはマニュアルに若干不満があるみたいですが、ロールバーがついた車にも慣れたみたいです」と笑う。独身の伊藤さんは「毎日乗っているわけではないのですが、普段使いで困るということはありません」と、三者三様、レースに参戦できる喜びの方が大きいようだ。

また、レース活動を続けるには資金面での苦労はないのだろうか。継続してレースに参戦する秘訣についても聞いた。

11年の参戦経験がある“みなぴよ”さんによれば、「始めは趣味と思って全国を転戦して楽しんでいたのですが、先代モデルのレースから本格的に取り組んでみようということで、エントリー名にもありますが会社ぐるみで応援してくれるようになりました。今回も忙しい時期だったのですがお休みをくれたり、会社の人も応援のためサーキットに足を運んでくれて、皆さんに興味を持ってもらっています。やはり、家族や会社、チーム、周りの協力が大きいですね。自分一人では続けて来られなかったと思います」とのこと。


“レースに勝ちたい”と願えば、たとえワンメイクレースであっても練習費用やメンテナンス費用など周りの協力やスポンサーを得られるというのは、他の上位入賞選手からも聞く話。今年から『86』によるワンメイクレースも開始されたが、ユーザー参加型のモータースポーツに注目が集まる秘訣がそれぞれの話にあるように感じた。
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