日産自動車は11月8日、東京モーターショー2013の出展概要を発表した。今回はコンセプトモデルのほかに、新型軽自動車『デイズ ルークス』など近く発売予定モデルの充実ぶりが目立つ。
なかでも自動ブレーキなどを搭載して安全性能を高める量販2モデルが注目されそうだ。安全装備を充実させるのは国内でベストセラーとなっているミニバン『セレナ』と、同社の代表的なコンパクトである『ノート』でいずれも12月に売り出す。
セレナは衝突回避支援システムである「エマージェンシープレーキ」と「車線逸脱警報(LDW)」をベースグレードを除く全グレードに標準装備するほか、駐車場などでの「踏み違い衝突防止アシスト」や「ふらつき警報」などをオプション設定する。外観も一新する「ビッグマイナーチェンジ」になるという。
マイナーチェンジするノートも同様の安全装備を設定する。日産は12月に発売するSUVの新型『エクストレイル』に、車両や人間を検知し中速域から自動ブレーキを作動させる「エマージェンシーブレーキ」などを搭載すると発表ずみ。セレナとノートにもこれと同じシステムを搭載、同社の量販2モデルの安全性能を高め、国内販売の強化につなげる構えだ。