【アルファロメオ ジュリエッタ クラシカ 試乗】アルフィスタの琴線に響く走りと世界観…島崎七生人

試乗記 輸入車
アルファロメオ ジュリエッタ クラシカ
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輸入Cセグメント車は、目下、選びがいのある注目のジャンルのひとつ。そのなかで忘れてははならない個性派といえば、『147』の後継モデルのアルファロメオ『ジュリエッタ』だ。 

「クラシカ」はその最新モデルで、特徴は写真のとおりのナチュラルレザーのシート表皮を採用する点。コンビなどではないプレーンな1色使いで、落ち着いた深みのある色、厚みのある革の風合いなど、座った瞬間に「これはいい!」と感じる。前席は電動パワーシート(3ポジションメモリー付き、ランバーサポートも電動調整可能)+シートヒーター付きだから、長く愛用できそうだ。室内色の黒とのイタリア車らしいコントラストもいい雰囲気だ。

ボディ色のメタリックレッドも、全グレードに展開されることとなった新色。繊細さと大胆さが共存し『ジュリエッタ』のスタイリングに華を添える。7穴デザインの17インチアルミホイール(タイヤは225/45R17、試乗車はピレリP7を装着)も、アルファロメオらしいデザインで、フィンタイプより似合うと思う。

そして走り。TCT(6速乾式デュアルクラッチ)と1.4リットルターボ(170ps/23.5または25.5kg-m)のドライブトレーンは、変速時のマナーも実にスムースで、ストレスのない走りが楽しめる。d/n/aスイッチを長押しで“d”にすると、相変わらずパワフルにも走れる。心地よく響くエンジン音、聞き応えのある排気音、キレ味のいいハンドリングetc…。メルセデス・ベンツ『Aクラス』、ボルボ『V40』、新型『ゴルフ』、アウディ『A3』、フォード『フォーカス』など新型が出揃った今、それらのどれとも違う活き活きとした走りっぷりは、変わらずに、アルフィスタの琴線に響く。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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