ボルボ『60シリーズR-DESIGN』の2014年モデルがデビューした。R-DESIGNを選択するユーザーはプラスアルファでより個性的なものを求める人が多いという。
販売割合についてボルボ・カー・ジャパンマーケティング部プロダクトグループプロダクトスペシャリストの岡田勝也さんは、「おおよそT4モデルで3割弱、T6モデルで1割ほどがR-DESIGNだ」と述べる。T4の割合が多いのは価格が手ごろ(S60 T4 R-DESIGN:464万円、S60 T6 AWD R-DESIGN:619万円)だからだと分析する。
「ユーザー層は通常の60シリーズのコアなユーザーと一致しているが、プラスアルファでより個性的なものを求める人や、もちろんスポーツドライブが好きな方が多い」と岡田さん。また、「同じボルボからの乗り換えで、ちょっと毛色の違うものにしたいという方」だという。
「R-DESIGNは、ボルボの中では最もハードな設定だが、他メーカーのスポーツモデルのようにがちがちに硬い足回りで、同乗した家族から文句が出るような類のものではない。全般的に見れば、快適な方だと思う」と話し、「快適さとスポーティさが上手く両立しているという意味では、スポーツカーを買っちゃったと家族に負い目を感じるということは回避できる」とした。
岡田さんは、「スポーツカーもほしいがファミリーカーも持ちたいというニーズをこの1台で満たしてくれるのがR-DESIGNだ。さらに『V60 R-DESIGN』ではスポーツワゴンなので、キャンプ道具を積んでアクティブに出かけることも可能だ」と語った。