ボルボ・カー・ジャパンは『60シリーズR-DESIGN』の2014年モデルを発表した。標準車が2014年モデルとして大幅改良したことに伴い、一新された。
「R-DESIGNは、英語で“Refinement”、洗練がキーワードになっている」とは、同社マーケティング部プロダクトグループプロダクトスペシャリストの岡田勝也さんの弁。R-DESIGNシリーズはボルボの中ではスポーティでスペシャリティなモデルという位置づけだが、そこに共通しているメッセージはRefinementだという。
「洗練された特別なデザインやスタイリング、洗練された特別なインテリアデザイン、そして、洗練されたテクノロジーを使って、洗練されたスポーティな走りを楽しめるクルマがR-DESIGN」だとし、「エンジンパフォーマンスの向上はないので、スタイリングパッケージのようなもの。そこが、他社のスポーツモデルラインナップとは趣の違う方向」だと述べる。
そもそもボルボがR-DESIGNを出すきっかけは、『850』の時代にさかのぼる。850以前のボルボは安全で実用的な高級ファミリーカーと同時に、ボルボは運転しても楽しくないのではというイメージもあった。そこでボルボは『850T5R』という黄色いボディカラーが特徴のターボチャージャー付のモデルをデビューさせ、「実は運転しても楽しいというイメージ訴求を図った。この850T5R以降、いくつかの名前を変えながら現在のR-DESIGNへとつながっており、共通するのは、運転して楽しいということだと岡田さんは語った。