トヨタ自動車の新型FRスポーツカー、『86』。同車の派生モデルに関して、海外の自動車メディアが興味深いレポートを掲載している。
これは10月11日、オーストラリアの自動車メディア、『motoring.com.au』が報じたもの。同メディアが独自ソースから得た情報として、「トヨタ86に4ドアセダン版の追加計画が存在する」と伝えている。
現時点では、86のラインナップは2ドアクーペの1ボディタイプのみ。コンセプトカーとしては、86のコンバーチブルバージョンが披露されているが、4ドアセダンとは、一体どんなモデルなのか。
同メディアによると、86のホイールベースを100mm延長し、後部にドアを追加。FRスポーツセダンを求める運転好きな40歳代の顧客をターゲットにするという。また、パワートレインには、次世代ハイブリッドも用意されるとのこと。
ところでトヨタは1998年、海外市場向けの初代レクサス『IS』を、日本国内に『アルテッツァ』として投入。FR駆動を前面に打ち出し、名機3S-GE型2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力210ps)+6速MT仕様も用意した。しかし、日本国内へのレクサスブランド導入に伴い、2005年に1代限りで廃止された過去がある。
86に4ドアセダンが設定されるとすれば、アルテッツァの再来とも受け取れそう。同メディアは、86の4ドアセダンのデビュー時期について、「2015-2016年だろう」とレポートしている。