トヨタ自動車は2015年に市販化を予定しているセダンタイプの燃料電池車(FCV)の試作車を報道陣に公開した。FCスタックや水素タンクを始め、乗り味、操縦安定性、加速性など外観や内装以外は最終形に近いとしている。トヨタの小木曽聡常務役員は「FCシステムそのもので500万円を切るところを一所懸命やっている」とする一方で、「今回、ミッドクラスFF系モデルのプラットフォームをベースにしているが、FCシステムを搭載するが故の改良や構造変更をする中でレベルアップをだいぶやっているので、乗り比べると全然違う」と明かす。具体的には「フロントシート下にFCスタックや水素タンクを積むには、実はアンダーボディーの骨格にだいぶ手を入れないと乗らない。このためボディ剛性を造り直し、色んな特性をチューニングして造り込んでいる。その過程で走り味を変えている」という。また「サスペンション単体や、それを取り付けている周辺は流用しているが、FCを搭載する部分を大きく造り換えて、構成を変えたり、新材料を使ったりというようなことをやっており、通常の改良よりはかなりダイナミックなものになっている」とも述べた。
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