【スーパーフォーミュラ 第6戦】デュバルが今季初Vゲット、2位ロッテラーは王座に前進

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SUGO戦優勝のデュバル(右)と、2位でタイトル獲得に向け前進したロッテラー(左)。
  • SUGO戦優勝のデュバル(右)と、2位でタイトル獲得に向け前進したロッテラー(左)。
  • 優勝のロイック・デュバル。写真:TOYOTA
  • 3位に入り、タイトルの可能性を残した山本尚貴。
  • 朝のスタート練習。
  • 中嶋一貴(#1)は他車とのアクシデントでリタイアとなった。
  • 決勝4位に入った国本雄資。
  • 決勝5位は松田次生。
  • 佐藤琢磨は決勝11位だった。
全日本選手権スーパーフォーミュラ(SF)第6戦の決勝が29日、宮城県のスポーツランドSUGOで実施され、ポール発進のロイック・デュバルが今季初優勝を飾った。

ドライコンディションでの戦いながら、セーフティカーが4度も入る乱戦となった今年のSUGOラウンド。セーフティカーのタイミングと給油戦略が複雑に絡まり合い、戦況は錯綜し続けたが、最終盤はデュバル(#8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans/エンジンはトヨタ)とアンドレ・ロッテラー(#2 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)による激烈な首位攻防バトルとなった。

デュバルは朝のフリー走行から「速さはあるが、タイヤを傷めやすい傾向(のマシン状態)にあった」と言い、「レース終盤のタイヤの状態はアンドレの方が良かったようだね」と振り返る。「マシンはとても安定していた」と言うロッテラーも「ロイックのタイヤは終盤、かなり厳しそうだった」と語るが、それにしても素晴らしい勝負だった。あたりそうであたらない、俗な言い方だがこれぞ“カネの取れるバトル”で、観客も最高に楽しめたことだろう。チャンピオン経験者同士であり、ルマン24時間レース優勝経験者同士でもある両者の、まさに至高のバトルだった。

「あと1周あったらね」と言うロッテラーの攻撃を凌ぎ切り、勝ったのはデュバル。「今までこのカテゴリーを戦ってきたなかで、最高にタフなバトルだったよ」と語るデュバルにとっては、参戦していなかった2011年を含めて3シーズンぶりの嬉しい勝利だ。そしてTeam LeMans陣営にとっては10シーズンぶりの優勝ということになった。

3位に入ったのは山本尚貴(#16 TEAM 無限/ホンダ)。4位は国本雄資(#39 P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)で、5位には松田次生(#20 Lenovo TEAM IMPUL/トヨタ)が続いた。6位は近藤真彦率いるKONDO RACINGの安田裕信(#3/エンジンはトヨタ)で、今季初入賞。中嶋一貴(#1 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)は他車とのアクシデントでリタイアした。また佐藤琢磨(#15 TEAM 無限/ホンダ)はスタートでストールしてしまうなどした結果、最終的に11位。

注目のチャンピオン争いは、ロッテラーが37点、デュバルが31点、山本が24点という形勢になり、最大18点獲得できる最終戦を前に、数字的な可能性はこの3者に絞られた。しかしロッテラーとデュバルはWEC上海戦出場のために、SF最終戦は欠場。つまりデュバルのタイトルの可能性はなく、最終戦で山本がロッテラーとの13点差を埋められるか否かで王座の行方が決まることとなった。

2レース制の最終戦のドライバーズポイントは、両レースのポールに1点ずつ、決勝1位が各8点、2位が各4点となるため、山本は最低限1勝しない限りタイトルには手が届かない計算だ。ロッテラーが逃げ切って、シリーズ名がフォーミュラ・ニッポンだった2011年以来2年ぶり2度目の王座獲得か、それとも山本が初優勝して一気に大逆転初王座まで突き抜けるか?

不参戦のリーダーVS追う若き挑戦者という異例の構図でSF初代王者が決まる最終戦は、11月9~10日に三重県・鈴鹿サーキットで開催される。
《遠藤俊幸》

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