太田昭宏国土交通相は9月17日の閣議後会見で、経営再建中の北海道エアシステムの日本航空(JAL)子会社化について「地域航空ネットワーク維持の観点から好ましく、検討が円滑に進められるよう期待している」と述べ、JALの検討に期待感を表明した。
JALの企業再生に当たり同省は昨年8月、公的資金の投入や債権放棄などの協力が行われたことを踏まえ、社会に対する貢献方策の検討を要請していた。
太田国交相は「こうしたことにJALがどのように対応するのかについて、注目している」と述べ、JALによる社会貢献の観点からの検討に期待を寄せた。
北海道エアシステムについては、筆頭株主である北海道庁が経営再建策を検討しているほか、主要株主であるJALも経営改善策を検討している。