熊本市電のICカード、契約候補者をニモカに決定

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熊本市内の中心で運行されている熊本市電。このほど市電ICカード業務の契約候補者がニモカ社に決まった。
  • 熊本市内の中心で運行されている熊本市電。このほど市電ICカード業務の契約候補者がニモカ社に決まった。
  • 熊本市電の8800形101号(レトロ電車)。要求仕様書によると5000形にはICカードリーダーを設置しないとされている。

熊本市交通局は9月13日、熊本市電ICカード導入業務の契約候補者をニモカ社(福岡市中央区)に決めたと発表した。ニモカ社は西日本鉄道(西鉄)が全額出資するICカード会社。西鉄が展開しているICカード「nimoca(ニモカ)」の発行事業などを行っている。

同局が公募型プロポーザル方式で7月31日から発行事業者の募集を実施したところ、締切の8月13日までに1者しか応募がなく14日に再公告。23日の再募集締切でもニモカ社の応募しかなかった。このため規定により導入業者選定委員会が9月4日に開かれ、審査点数の平均点が満点の3分の2以上となったことからニモカ社が候補者に決まった。

同局が公表している熊本市電ICカードシステムの要求仕様書によると、今年3月から始まったICカード全国相互利用サービスに対応したICカードを導入。9月から作業を開始し、2014年度末までにストアードフェア決済機能や定期券機能など全機能の運用を開始する予定としている。

《草町義和》

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