米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、『モンツァ コンセプト』を初公開した。
現在、オペルは経営再建の真っ最中。モンツァ コンセプトは、オペルの将来のデザインの方向性を示唆したコンセプトカー。「彫刻的スタイルの変革」を開発テーマに、次世代のオペル車のデザインを表現している。
『モンツァ』の名前は、1978‐1986年にラインナップされていたオペル車に由来。当時のモンツァは、エレガントなクーペ。欧州では市販車として初めて、デジタルダッシュボードディスプレイを装備したのも、モンツァだった。
およそ30年ぶりに、コンセプトカーとして復活を果たしたモンツァは、大型のガルウィングドアを備えた大胆なクーペとして登場。ボディサイズは全長4690mm、全高1310mm。スポーティかつ力強いフォルムが特徴。
インテリアは未来的。ダッシュボード全体が巨大なモニターのようになっており、18個のLEDプロジェクターを使用して各種情報を表示。コネクティビリティも重視された。トランク容量は500リットル(VDA計測法)を確保しており、ドライビングポジションは通常のオペル車よりも150mm低く、スポーティなもの。
フランクフルトモーターショー13のプレスカンファレンスには、オペルのカールトーマス・ノイマンCEOが登場。「モンツァ コンセプトはオペルの未来を示す先進のコンセプトカー。会場に足を運び、新しいオペルを見て欲しい」とアピールしている。