フランスのスーパーカーメーカー、ブガッティは9月9日(日本時間9月10日)、フランクフルトモーターショー13のプレビューイベント、「フォルクスワーゲングループナイト」において、『ヴェイロン16.4グランスポーツ VITESSE』の特別限定車、「Jean Bugatti」を初公開した。
ブガッティは、同社と関係の深い6名の名前を冠した『ヴェイロン』を、順次発売する計画。その第一弾として8月、米国カリフォルニア州で開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」において、「ジャン-ピエール・ウィミーユ」仕様を初公開。これに続く第二弾が、今回発表されたJean Bugatti仕様。
Jean Bugatti氏は、ブガッティ創業者の息子で、名車『タイプ57SCアトランティック』を開発した人物。彼は1936年、27歳の若さでブガッティのトップに就任。しかし、それから3年後の1939年、不慮の事故により他界している。
今回、ブガッティは、Jean Bugatti氏に敬意を表し、ヴェイロン16.4グランスポーツ VITESSEの特別限定車を開発。ジェットブラックのボディカラーは、カーボンファイバーのクリアコート仕上げ。アルミホイールは、ブラックダイヤモンド加工。レザー内装は、タイプ57SCアトランティックと同じく、ベージュ&ブラウンとした。
パワートレインに変更はない。4個のターボチャージャーで過給される8.0リットルW16気筒ガソリンエンジンは、最大出力1200ps、最大トルク153kgmを引き出す。0‐100km/h加速は2.6秒、最高速は410km/h。なお、このJean Bugatti仕様、3台が限定生産される。