8月18日、MotoGP第10戦・インディアナポリスGPの決勝がインディアナポリス・モータースピードウェイで開催され、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が3連勝で今季4勝目を挙げた。
オープニングラップは、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、チームメートのダニ・ペドロサに続いて3番手を走行。序盤は3選手がトップグループを形成した。そのあともハイペースでラップを重ねた3選手は、緊張感あふれる接近戦を繰り広げる。しかし、中盤の9周目には、3番手を走っていたマルケスが、ペドロサをかわして2番手に浮上。13周目にはロレンソもパスしてトップに立ち、ここから一気にペースを上げたマルケスが、後続の2人を引き離して、独走優勝を果たした。
マルケスは、ドイツGP、アメリカGPに続く3連勝で、今季4勝目。1978年にケニー・ロバーツが達成したルーキーシーズン最多勝記録の4勝に並んだ。また、最高峰クラス3連勝とルーキー通算4勝は、ともに、最年少記録樹立となった。
ペドロサはマルケスに続いて2位でフィニッシュ。マルケスがトップに立ってからは、ロレンソとし烈な2位争いを繰り広げ、ラスト3周でロレンソをかわして2番手に浮上した。ペドロサは、第8戦ドイツGPでの鎖骨骨折で、第9戦アメリカGPは5位と苦しい走りとなっていた。今大会も、痛みが出て完ぺきな状態ではなかったが、完全復活をアピールする走りとなった。
今季、Repsol Honda Teamの1-2フィニッシュは3度目。総合ポイントでは、マルケスが188点で首位、ペドロサが167点で2位となった。
■MotoGP 第10戦(インディアナポリス)
1位:マルク・マルケス(ホンダ)
2位:ダニ・ペドロサ(ホンダ)
3位:ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
4位:バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
5位:カル・クラッチロー(ヤマハ)
6位:アルバロ・バウティスタ(ホンダ)
■ポイントスタンディング
1位:マルク・マルケス(ホンダ)188P
2位:ダニ・ペドロサ(ホンダ)167P
3位:ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)153P
4位:バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)130P
5位:カル・クラッチロー(ヤマハ)127P
6位:ステファン・ブラドル(ホンダ)93P