日産 スカイライン、新型と現行型を併売へ…米インフィニティ

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インフィニティ Q50(次期日産スカイライン)
  • インフィニティ Q50(次期日産スカイライン)
  • 現行インフィニティG37(日産スカイライン)

日産『スカイライン』の次期型として、米国で先行発表されたインフィニティ『Q50』。スカイラインはモデルチェンジしても、米国では当面、新型と現行型が併売されることが分かった。

これは8月5日、日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティの米国部門が明らかにしたもの。「2015年半ばまで、インフィニティQ50と、インフィニティ『G37セダン』(日本名:現行日産スカイライン)を併売する」と発表している。

モデルチェンジ後、在庫を解消するために、新旧モデルが一時的に併売されることはあるが、今回は2015年の半ばまでと、長期的な併売。しかもインフィニティは、在庫販売ではなく、「G37セダンの生産を継続する」と明言している。その理由は何か。

インフィニティによると、新型のQ50は、米国のニアラグジュアリーセグメントのトップレンジに位置。しかし、現行のG37セダンは、同セグメントの下部に属する。インフィニティアメリカズのベン・プール副社長は、「2台はマーケットセグメントが違う。だから、異なる顧客のニーズに応える必要がある」と、併売の理由についてコメント。

G37セダンの米国ベース価格は、3万2550ドル(約320万円)。一方、Q50の米国ベース価格は、3万6700ドル(約360万円)。両車の間には、4150ドル(約40万円)の開きがある。

《森脇稔》

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