BMW X5 新型、米国で生産開始

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新型BMW X5
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ドイツの高級車メーカー、BMWは8月1日、新型『X5』の生産を、米国サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場で開始したと発表した。

初代X5は2000年に誕生。BMWはSUVを「SAV」(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と呼ぶが、その第一弾として登場した。2代目X5は2007年に発表。初代よりもボディを大型化し、快適性を引き上げたのが特徴。初代と2代目を合わせた世界累計販売台数は、130万台以上。BMWによると、クラスで最も売れているという。

2013年5月にBMWが発表した新型X5は、3世代目モデル。力強いデザインと広い室内、高級感と使い勝手、運転する喜び、燃費、先進装備などの面で、新たなベンチマークとなることを目指す。

新型は先代に対して、大胆にデザインを変更。キドニーグリルは横方向に大型化され、ツインヘッドライトと一体感を持たせたデザインを採用した。エアロダイナミクス性能を追求しているのも、新型の特徴。エアカーテンやエアロブレードなど、空力性能を引き上げるアイテムが装備される。

インテリアは、先代比でスペースを拡大。シートポジションも引き上げられた。後席は40対20対40の3分割可倒式。荷室容量はシートが通常状態で650リットル、シートを全て倒せば最大で1870リットル(いずれもVDA計測法)へ拡大する。サードシートはオプションで用意。

X5の生産は、初代から一貫して米国サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場が担当。8月1日、新型の量産第一号車がスパータンバーグ工場ラインオフした。第一号車は、ディーゼルの高性能グレード、「M50d」。欧州の販売店に向けて、出荷された。

BMWマニュファクチャリングのJosef Kerschers社長は、「1999年以来、X5はスパータンバーグ工場の世界市場での成功に大きく貢献してきた。我々の従業員は、世界の顧客が期待する最高の品質を備えたX5を、生産し続けるだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

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