マツダの米国法人、北米マツダは7月27日、新型『アテンザ』の「SKYACTIV-Dクリーンディーゼル」レーシングカーが、ディーゼル車として初めて、米国で最も有名なサーキット、インディアナポリスモータースピードウェイで勝利を挙げたと発表した。
新型アテンザのSKYACTIV-Dクリーンディーゼル レーシングカーは、米国で開催される「グランダムシリーズ」の「GXクラス」に3台が参戦中。このGXクラスは、先進技術や環境テクノロジーを搭載したレーシングカーのみで争われるカテゴリー。
開発はマツダモータースポーツが担当。搭載エンジンは、レース専用チューンが施された2.2リットル直列4気筒ターボディーゼル、「SKYACTIV-D」。部品の63%は市販車用エンジンと共用する。最大出力は400ps、最大トルクは61.5kgmを引き出す。
この新型アテンザのSKYACTIV-Dクリーンディーゼル レーシングカーが7月27日、インディアナポリスモータースピードウェイで開催されたグランダムシリーズに出走。3台のうちの1台、70号車がGXクラスを見事に制した。
この瞬間、米国で最も有名なサーキット、インディアナポリスモータースピードウェイで勝利した初のディーゼル車に。北米マツダのモータースポーツディレクター、ジョン・ドーナン氏は、「我々は今日、歴史を作った。今シーズンの5勝目は、最大の勝利だ」とコメントしている。