ホンダが9月、ドイツで開催されるフランクフルトモーターショー13でワールドプレミアする新型『シビック ツアラー』の市販モデル。同車に画期的な新技術が導入されることが分かった。
新型シビック ツアラーは、欧州仕様の『シビック』に追加されるワゴン。ホンダは2013年3月、ジュネーブモーターショー13において、『シビック ツアラー コンセプト』を発表。現地では小型ワゴンの人気が高いことから、このコンセプトカーを市販に移す。
ホンダは7月24日、新型シビック ツアラーに採用する新技術の一部を先行公開。ホンダが世界初と胸を張る、「アダプティブ・ダンパー・システム」がハイライトだ。
このアダプティブ・ダンパー・システムは、リアサスペンションに組み込まれる。「コンフォート」、「ノーマル」、「ダイナミック」の3モードの切り替えが可能。路面や運転状況に応じて、スタビリティや快適性を重視した足回りに、設定を変更できる。ホンダによると、量産車への搭載は、新型シビック ツアラーが初めてという。
新型シビック ツアラーの開発プロジェクトリーダー、アドリアン・キルハム氏は、「このような新技術を導入することで、多くの顧客が先進のシステムの効果を体験できるようになるだろう」とコメントしている。