フランスの自動車大手、ルノーは6月21日、パリ航空ショーにおいて、新しいF1エンジンを発表した。
この新エンジンは、「エナジーF1」と命名。2014年シーズンのF1は、現在の自然吸気の2.4リットルV型8気筒をやめ、新レギューレーションに移行。これに対応したエンジンとした。
エナジーF1は、直噴1.6リットルV型6気筒を、ターボチャージャーで過給したエンジン。最大出力は600psレベルを引き出す。
環境性能に配慮したのも、エナジーF1の特徴。エネルギー回生システムの「KERS」と同じアイデアとして、MGU-K(モーター・ジェネレーター・ユニット・キネティック)と、熱エネルギー回生システムのMGU-H(モーター・ジェネレーター・ユニット・ヒート)を採用している。
このエネルギー回生システムが、およそ160psのエクストラパワーを発揮。エンジンと合わせたトータル出力は、760psレベルに到達する。