MOTULが50年ぶりにF1の舞台に、マクラーレンF1と技術パートナーシップ締結…2026年シーズンから

MOTULがマクラーレンF1と技術パートナーシップ締結
  • MOTULがマクラーレンF1と技術パートナーシップ締結
  • マクラーレン・レーシングのCEO Zakary Brown/ザク・ブラウン氏 (右)とMotul グループCEOオリビエ・モンタンジュ (左)

マクラーレン・レーシングは9月16日、高性能潤滑油の配合、製造、販売を専門とするグローバルブランドであるモチュール(MOTUL)を、2026年シーズン以降のマクラーレンF1チームの公式サプライヤーとして発表した。

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フランスのモチュールおよび日本総輸入販売元であるMOTUL Japanは2026シーズン以降から3年間、マクラーレンF1チームに加わり、チームに高性能トランスミッションフルードを提供する。

モチュールは1971年にアンリ・ペスカロロのマトラチームで300Vのテクニカルパートナーとして、また1974年にはフランク・ウィリアムズ・レーシングカーズでテクニカルパートナー兼スポンサーとして参戦して以来、50年以上ぶりのF1参戦となる。

モチュールは、最高水準の技術パフォーマンスを提供するというマクラーレンF1チームのコミットメントを共有する、世界的に信頼されるブランドである。両ブランドの中核にイノベーションを据えたモチュールとマクラーレンは、それぞれの分野で卓越性の追求と誇り高い伝統によって団結している。

モチュールとマクラーレンのパートナーシップは長きにわたる。GT3でファクトリーサポートを受けるUnited Autosportsのサポートやその他の耐久レースまで、求められる高い要求に応え、相互の信頼関係を築いてきた。

今回の契約は9か月に及ぶマクラーレンによる厳しいテストや競合他社との比較を経て決定されたもので、契約は技術的なパートナーシップであり、スポンサーシップではなくF1マシンにモチュールのロゴを掲載するものではない。

マクラーレンF1はメルセデスのエンジン供給を受けており、エンジンオイルは他社のものを使用し、モチュールはトランスミッションやディファレンシャルのフルードを供給する。マクラーレンの高い要求は、現在のテクノロジーにおける極限の摩擦の低減と保護性能を求めるものである。

モチュールがその期待に応えるべく挑戦を続け、最も過酷な実験場となるF1で試される新たなテクノロジーは、次世代の300Vをはじめとする製品の核となり、ユーザーの皆様にお届けする、すべてのモチュールボトルに注ぎこまれる。

《森脇稔》

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