フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは6月11日、スペインにおいて、『レオン ヴェルデ』を初公開した。
『レオン』は1999年、セアトの小型5ドアハッチバックモデルとしてデビュー。2012年9月のパリモーターショー12で発表された新型は、3世代目にあたる。今回初公開されたレオン ヴェルデは、新型レオンをベースにしたプラグインハイブリッド(PHV)のプロトタイプ。
PHVパワートレインは、エンジンが直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」。最大出力122psを発生する。組み合わせるモーターは、最大出力102psを引き出す。
EVモードでは、最大50kmのゼロエミッション走行が可能。燃料のガソリン満タン(40リットル)の状態では、EVモードを合わせて、最大816km走行できる。欧州複合モード燃費は62.5km/リットル、CO2排出量は36g/kmと優秀な数値。
セアトはこのレオン ヴェルデを、スペインで今後4年間行われる実証実験において、活用していく計画。