イスラエルに本拠を置き、EVの充電関連事業を手がけてきたベンチャー企業、ベタープレイスが5月26日に会社を清算することを決定。これを受けて、同社と関係の深かったルノーが声明を出している。
ルノーは市販EVを、欧州などの世界市場で販売中。このルノーのEVには、一部市場でベタープレイスが開発したバッテリー交換システムを導入していた。このシステムはバッテリー残量が少なくなった場合、充電ではなく満充電のバッテリーと交換。EVのネックである長い充電時間から、ユーザーを解放しようというアイデア。
ルノーは5月27日、声明を発表。「今回のベタープレイスの決定が、ルノー日産アライアンスのEV戦略に影響を与えるものではない」と説明した。
また、EVの『フルエンスZ.E.』に関して、イスラエルやデンマークでベタープレイスと共同で実施してきたアフターサービスやバッテリー交換システムを、今後も継続すると発表している。
ルノーは、「ルノー日産アライアンスは、EV分野における世界リーダー。ルノーのEVの販売台数は、今後も伸び続けるだろう」とコメントしている。