5月26日、イスラエルに本拠を置き、EVの充電関連事業を手がけてきたベンチャー企業、ベタープレイスが会社を清算すると発表。これに、ルノーのカルロス・ゴーンCEOがコメントしている。
ルノーは、ベタープレイスとの関係が深かった。ルノーは市販EVを、欧州などの世界市場で販売中。このルノーのEVには、一部市場でベタープレイスが開発したバッテリー交換システムを採用していたからだ。
ルノーのカルロス・ゴーンCEOは5月28日、フランス・パリ市内で記者会見。その中で、ベタープレイスの会社清算について、「非常に残念。しかし今回の出来事が、EVの普及を先導するルノーの取り組みに、影響するものではない」とコメントした。
ベタープレイスのバッテリー交換システムは、バッテリー残量が少なくなると、充電ではなく満充電のバッテリーと交換するというアイデア。
ゴーンCEOは、「バッテリー交換システムへのサポートにも影響はない」と述べ、今後もバッテリー交換システムを維持していく意向を示している。