ホンダの米国法人、アメリカンホンダは4月26日、2012-2013年モデルの『フィット』に関するリコール(回収・無償修理)情報を公表した。
今回のリコールは、米国仕様の『フィット スポーツ』に標準装備される「VSA」(ビークル・スタビリティ・アシスト)の不具合によるもの。アメリカンホンダによると、一部のタイヤを履いた状態では、VSA作動時に米国の安全基準が定めるヨーレート(コーナリング時に車の旋回方向への回転角が変化する速度)を超える場合があるという。
対象となるのは、2012-2013年モデルのフィット スポーツの一部、4万3782台。アメリカンホンダは、VSAのソフトウェアの無料アップデートで、対応する計画。
なお、この不具合による事故や負傷者の報告はない。アメリカンホンダは対応ができ次第、5月半ばをメドに、リコール作業を開始する予定としている。