スズキは上海に、3台の新型車を持ち込んだ。ひとつはワールドプレミアムとなるセダン『AUTHENTICS(オーセンティックス)』。そしてチャイナプレミアムとなる『SX-4 S-CROSS』。そして最後はオートバイの『GW250S』で、こちらもワールドプレミアムだ。AUTHENTICS(オーセンティックス)は、全長4600mm×全幅1815mm×全高1390mmのCセグメントのセダン。スポーティ&エレガントをコンセプトにする伸びやかでエモーショナルなスタイルが特徴だ。また、SX-4 S-CROSSは3月のジュネーブショーで、既にワールドプレミアムは飾った1.6リッターのコンパクトSUVの量産型。中国には、今回のショーが初お披露目となる。そしてGW250Sは、スズキの中国における合弁企業である常州豪爵鈴木摩托車有限公司が生産するロードバイク『GW250』(日本名:『GSR250』)にハーフカウルを装備したモデルとなる。20日に行われたプレスカンファレンスには、スズキの海外四輪営業本部本部長・常務役員である近藤唯志氏がスピーチを担当。まずは、世界におけるスズキの大きな存在感と約30年にもなる中国でのスズキの活動をアピール。そして、スズキの培ってきたクルマ作りのテクノロジーとノウハウを注ぎ込んだCセグメント・セダンがAUTHENTICS(オーセンティックス)と説明した。そして、新しく長安鈴木に作っている第2工場において、2014年内の生産スタートを宣言したのだ。また、SX-4 S-CROSSは、同じく長安鈴木の第一工場において、2013年年末までに生産を開始するという。GW250Sに関しては2013年6月から中国をはじめ、世界中での販売が開始される予定だ。SUVとセダン・ニーズの高い中国市場において、スズキのシェア拡大に、大きく貢献しそうな期待の新型車の発表となった。
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