【スーパーフォーミュラ 開幕戦】直近5戦4勝の強さ、伊沢拓也が初代ウイナーに輝く

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結果的にはポール・トゥ・ウインで開幕戦勝利となった伊沢拓也。
  • 結果的にはポール・トゥ・ウインで開幕戦勝利となった伊沢拓也。
  • 開幕戦を制したのは伊沢拓也。写真:Honda
  • 開幕戦のポディウム。左から2位の松田次生、優勝の村岡潔監督と伊沢拓也、3位の小暮卓史。
  • 惜しくも優勝を逃がし、最後は3位でゴールした小暮卓史。写真:MOBILITY LAND
  • GT500の同僚であるふたり、小暮(左)と伊沢がSF初代優勝者の座を争った。
  • 左から2位の松田次生、優勝の村岡潔監督と伊沢拓也、3位の小暮卓史。
  • チャンピオンの座を防衛する今年の開幕戦、中嶋一貴は決勝5位に。
  • 新人の平川亮は決勝8位で、1ポイント獲得。写真:MOBILITY LAND
全日本選手権スーパーフォーミュラ(SF)開幕戦は14日、鈴鹿サーキットで51周の決勝レースを実施。終盤、マシントラブルに見舞われたトップの小暮卓史を逆転し、伊沢拓也が新生SF初代ウイナーの栄誉を手にした。

予選日に続いてドライコンディションとなった鈴鹿。シリーズ最長300km戦となった開幕戦決勝に、多くのチームは「20秒前後の給油&タイヤ交換を1回」というオーソドックスなピット戦略で臨んできた。しかし、予選2位の#32 小暮(NAKAJIMA RACING/エンジンはホンダ)は軽めの燃料搭載量で出て序盤にスパートし、ピットでの給油時間が長くなるぶんのリードを稼ぐという積極的な作戦を展開、レースを沸かせた。

2周目にポール発進の#40 伊沢(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)をパスした小暮は、見事に作戦成功、自身とチームにとって3年ぶりの優勝……と思われたのだが「30周目あたりからエンジンがバラつく症状が時々あり、最後の3周は上の方の回転域が使えない状況になってしまいました」というトラブルで、残り2周を切ったところで伊沢に逆転されてしまう。前週のSUPER GT開幕戦、終盤の接戦を切り抜けて優勝を果たしたコンビである伊沢と小暮のフロントロー対決は、またも終盤に劇的なドラマを呼び、今度は伊沢だけが笑う結果となった。

「最初に小暮さんに抜かれた時に(速さの違いで)作戦が違うことは分かりました。だから(途中で相手が直接は見えない位置を走ることにもなるので)とにかく最後までずっとプッシュしよう、と思いました」という伊沢は終盤、小暮の背後2秒あたりのところでプッシュを続けていた。「結果どうこうではなく、小暮さんのバックミラーに1mmでも大きく自分の姿を映すように」と諦めずに、攻める姿勢を貫いたことが幸運を呼び込んだか、結果的にはポール・トゥ・ウイン。これで昨年後半の初優勝以降、フォーミュラ・ニッポン~SFでは直近5戦4勝の強さだ(JAF GP含む)。「今日は勝負で勝ったわけではないので、心の中では悔しい。でもチームとホンダがやってきてくれたことに対して結果で応えられたのは嬉しいです」。SF初代ポールシッターに続いて、初代ウイナーともなった伊沢は、昨年獲り逃がしたタイトル、そしてGT500との2冠に向けて“開幕戦連勝”で2013年をスタートした。

一方の小暮は、3位争いをしながら迫ってきた#20 松田次生(Lenovo TEAM IMPUL/トヨタ)と#16 山本尚貴(TEAM 無限/ホンダ)にも飲み込まれるように、大混戦状態でゴール。最終結果は松田が2位、そして小暮が0.065秒差で山本に先着し、3位となっている。5位は前年王者の#1 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)、注目新人の#7 平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)は8位入賞を果たした。

第2戦は九州・大分県のオートポリスに舞台を移し、6月1~2日に開催される。
《遠藤俊幸》

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