ホンダ学園関東校、船上入学式&洋上研修を開催…引退前のふじ丸で

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洋上研修に向かうふじ丸
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自動車整備士などを育成するホンダ学園の関東校、ホンダテクニカルカレッジ関東は4月8日、客船『ふじ丸』で船上入学式を行った。同校が船上入学式を行うのは昨年に続き4回め。新入生は入学式の後、そのまま2泊3日の洋上研修に向かった。

入学式で大木宏高校長は「技術は知識として持っているだけは意味がない。技術はそれを実社会の中で実践できて初めて意味がある。そのために技術が自分の血となり肉となるよう、実技を通して、しっかり身体に染み込ませてもらいたい。自動車業界では技術革新がどんどん進んでいる。本校では技術の進化をタイムリーかつ実践的に学ぶことができる。ぜひこのメリットを十分生かして学びに役立ててほしい」と励ました。

また来賓として出席したホンダの山本芳春取締役専務執行役員(本田技術研究所社長)は「皆さんも夢があると思う。その夢の実現に向けてチャレンジを繰り返す力、多くの人にその夢を広げる力、その力が新しいものを造っていく。ホンダもホンダ学園も一人ひとりの夢、自由に見た夢が集まってできている。それを私達は『The Power of Dreams』と呼んでいる。皆さんも自分の夢を持って、それを実現する力をホンダ学園で培って欲しい」とあいさつした。

式の最後には247人の新入生を代表して村野高史さんが「私達は、長年培ってきた素晴らしい技術を身につけ、そしてより高尚なものにするため、今自分たちができることを精一杯にがんばり、卒業後は日本を元気にできるように貢献したい」と誓いの言葉を述べた。

新入生を乗せたふじ丸は4月8日午後に晴海ふ頭を出港し、4月10日午後に横浜港に帰港するまで一度も接岸することなく洋上を航行する。携帯電話が通じない洋上で2泊3日過ごすことで「新入生同士の友情を深めてコミュニケーション能力を上げるとともに、ホンダ学園の考え方を教えていくことが一番の目的」と山田幸昌副校長は洋上研修の狙いを解説する。

《小松哲也》

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