トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は4月2日、3月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は20万5342台。前年同月比はディーラー稼働日が1日少なかったため、1%増にとどまったが、16か月連続の前年実績超えとなった。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が、前年同月比11.5%減の3万7663台と、2か月連続のマイナス。『プリウス』も22.9%減の2万2140台と減少した。『カローラ』は11.1%増の3万1423台と、引き続き好調。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、新型を投入した『RAV4』が前年同月比5.1%減の1万6474台と失速。『ハイランダー』は3.1%増の1万1387台と好調を維持した。大型ピックアップトラックの『タンドラ』も7.9%増の9270台、小型ピックアップトラックの『タコマ』も21.2%増の1万5201台と支持を集めた。
レクサスブランドでは、SUVの『RX』が前年同月比28.6%増の9072台と、引き続き好調。モデルチェンジした『ES』は、116.4%増の6798台と伸びた。一方、新型『GS』は1882台にとどまり、前年同月比は26.4%減と2か月連続のマイナス。大幅改良を受けた『LS』は、71%増の980台と伸びる。
トヨタの2013年1-3月米国新車販売は、前年同期比8.7%増の52万9444台。米国トヨタ販売のボブ・カーター副社長は、「米国新車市場は引き続き好調。3月実績は、補助金支給により新車買い替え特需のあった2009年8月に次ぐ記録」と語っている。