スウェーデンのボルボカーズは3月27日、米国で開幕したニューヨークモーターショー13において、『S60』の新しい「Rデザイン」を初公開した。
RデザインはS60をはじめ、『XC60』や『V60』、新型『V40』などでおなじみ。ボルボ各車のスポーツイメージを際立たせたモデルだ。S60はジュネーブモーターショー13において、初の大幅改良を実施。この改良モデルをベースにした新しいRデザインが、ニューヨークモーターショー13でワールドプレミアされた。
Rデザインならではの専用の内外装は、最新モデルにも継続。とくに、新デザインのエアロパーツが目を引く。大径アルミホイールやスポーツステアリングホイール、新デザインのスポーツシートなどで、スポーティな雰囲気を演出。足回りには、車高が15mmローダウンし、スプリングレートを15%高めたスポーツシャシーも用意する。
エンジンのパワーアップも可能。「T6」と呼ばれる3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンには、ボルボの公式モータースポーツパートナーの「ポールスター」がコンピューターなどをチューニング。最大出力は329psを発生する。これはベースエンジンの304psに対して、25psの強化だ。
パドルシフト付きのATを、スポーツモードに設定した際の動力性能は、0‐100km/h加速5.3秒。従来のRデザインの5.5秒に対して、0.2秒短縮している。